朝ドリ読書_逆説の日本史
おはようございます。
今日は久しぶりの朝ドリ読書です。
「逆説の日本史」でしたね。
古代黎明編。
この中で言っている中日ドラゴンズの論理とか面白いですね。
ドラゴンズの命名っていうのがあって、
「ドラゴンズって何でドラゴンズってなったのって知ってる人はいるか」
っていう話があって、
「そりゃあやっぱり球団名っていうのはタイガースとかライオンズっていうのを見て、強そうな動物を付けるんだろ、ジャイアンツは動物じゃないけどさ」
と、だいたいこんな答えが返ってくるだろうなんて書いてあって、
「野球ファンの常識から言えばドラゴンズは竜ですよね。強そうな動物を選んだぞ、と疑う人はいないだろう」と。
「で、ドラゴンズの50年史っていうのを見ると、なんと、そのときの社長が辰年だったから、ちなんでドラゴンズと決めたと書いてある」と。
「これは50年史という関係者の同時代に公の書物として理由が書いてあるので正しい」と。
この本が言っているのは、一巻なので、井沢さんが言いたいのが、
「歴史家の先生たちがいわゆる歴史を意味づけるときにこのドラゴンズの例を用いて、ドラゴンズの関係者が、その時代に生きたその人が同時代に、ドラゴンズという観点から公の公刊の書物として書いたものだから、言っていることは正しいだろう、第一級の資料だろう」と言っているんです。
で、「でも」というふうに言っていて、
「それは確かに辰年にちなんだんだろうけど、背景としては普通に考えると、正しい正しくないは別にして、自分のチームに付けるときにいろんな由来とか考えるよね」と。
それがさっき言った「タイガースとかライオンズとか強いチームがあるし、強い動物がいいよな、なんていうふうにいろんな紆余曲折というかプロセスがあって、そういう背景の時間が流れて、で、そのきっかけとして『社長の干支』だよね。」と。
「そういう順番とか前後、背景関係あるよね」と。
「でも、公刊の資料にはそういうことは載らないよね」というふうに言っているんです。
そうすると、
「歴史書を紐解いていくと、結果的に載っていることだけしか歴史学者は見ていない」と。
「でも、その背景にもっといろんなものがあるから、そういうことを見誤っている歴史に対して私は物を申して、私の考え方を言う」と、いうようなふうに書いているんです。
だから、とても面白いです。
次は、これ行きたいと思います。
山折さんっていう方で、宗教学の先生なんですけど、死について考えるっていう、そんな本です。
次回、お話をしたいと思います。
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